昨日某所でのヒノ景で、わたしゃ○○してるキャラをCPごとに書くのがどうにも好きらしいと今更のように気付いたわけで（笑）

平家景時では書いたことなかったような？と思って折角だから書いてみた（と言うか考えてみた）だけの話ですｗｗ

※平家景時は景時受BLで、かつ景時が平家時代からの話を取り扱っている捏造パラレルです。
※ゲーム中では名前しか出てこない平重盛が出張ってるどころか重要な位置を占めてます。というか重盛×景時が大前提←
※最終的に将景にたどりつきます。詳細はこれまでの平家景時関連SSをご参考にしていただければ．．．←不親切サーセンｗ


っちゅー訳で、続きに小ネタです。

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①将臣の場合

「将臣くん、将臣くんは．．．って、知盛殿。珍しいですね、どうされたのですか？」
「．．．」

無言で隣へ視線を落とす知盛に習って、景時もそこを覗き込む。
知盛の影になって見えづらかったが、そこには擦り傷だらけで寝息を立てている将臣の姿があった。しかも、その頭はしっかりと知盛のだらしなく纏った狩衣の裾を枕にしているようで、動きあぐねていたらしい。
普段ならば容赦なく裾を引き抜いて去って行くだろう知盛が、稽古で疲れきった将臣に配慮してくれたのだとしたら、なんとも微笑ましい。
思わず微笑みを浮かべた景時を、知盛は詰まらなさそうに指先の動きだけで呼ぶと、将臣の頭を無造作に持ち上げて自分の衣を抜き取り、代わりにそこに景時を押し込んだ。

「え、ちょ．．．っ？」
「ん～～～」

座った景時の上に、知盛が手を離したせいで将臣の頭が落ちてくるが、よほど疲れているのかそのくらいでは起きることはなかったらしい。
もぞもぞ、と身体を動かして収まりのいい位置を探すと、将臣は再び寝息を立て始めた。しっかりとその手を景時の腰に回して。

「クッ、子守姿もお似合いだな．．．」
「と、知盛殿っ」
「どうせ、有川に用があったのだろう？　ならば起きるまで暫く相手をしてやるか．．．急ぎの用なら叩き起こすんだな」

俺は疲れた。後は好きにしろ。
言い残してさっさと立ち去ってしまった知盛を、ぽかんと見送って。
景時は膝の上の将臣を見下ろした。

「．．．ぐぅ」

完全に寝こけている将臣の顔にも、小さな擦り傷が幾つも見られる。
知盛相手の刀の稽古は、どんどん容赦がなくなってきているらしい。
勿論、それはそれだけ将臣が力をつけている証拠でもあるのだが、おかげで細かい傷が耐えないで、湯を使うたびに沁みるのだと将臣が零していたのを覚えている。

「やれやれ、しょうがないなあ」

懐に入れていた手拭いを取り出して、そっと顔についた泥を拭う。
擽ったそうにもぞもぞと表情が動くが、やはりその程度では起きないらしい。知盛に頭を落とされても起きなかったのだから、それも当然か。
近くを偶然通りがかった下働きの人間に、小さな水桶を持ってくるように頼んで、驚いた顔の男が慌てて去るのを見送って苦笑を零す。

「刻限になったら叩き起こすからね、将臣くん」

それまでの間くらいは、こうして眠る事を許してもいいだろう。
景時は、軽く将臣の頭を叩いてのんびりと空を眺めたのだった。



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あれ、もっと短く纏めるはずが意外と長くなったｗｗｗ
このほか、景時パターンとか重盛パターンとか、あまつさえ頼朝パターンとか考えようかとか思ってたんですが．．．
まあ、需要があったらまたの機会にってことで！（笑）

いっそ小ネタde転寝シリーズにしちまおうか、とか乱暴な事を考えたのはここだけの秘密です←