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同人サークル「天泣道化」なんてやってるかもしれない冴夜木ヤトによる、気の向くまま萌えの向くままの、とっても腐女子向けなブログ。 参加イベント情報とか発行物情報とかが載るかもしれない。
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Posted : 2025/04/21 08:42
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Posted : 2010/05/25 05:08
ふと浮かんだので、これならとりあえずドシリアスにはならないから大丈夫かなと思って書いてみました。
シリアス書こうとしたら、このCPは話が長くなりすぎるんですよね、詰め込みたいもの多すぎて(笑)


そんな訳で、遙か十年祭の3ミニドラマ「龍神の力」からの小ネタというか、その後というか。
ミニドラマを知らない方には不親切な内容で申し訳ないです^^;;

あと、ぶっちゃけにゃんにゃんな表現含みますので、意味が判らない、興味がない、このCPがスキじゃないって方も御覧にならないで下さい。
注意を破って御覧になられて不快な思いをされても当方は責任取れませんので!

それでもばっちこい!な方は追記へどうぞ~。



***


だってそんなの気付かなかった。
あなたのそれは、──ですか?


【jealousy】


「私は、景時の舞も好きだよ」
「ううっ、は、白龍~~~っ」
「よしよし」

そもそもここまで景時が精神的にも肉体的にも疲労困憊した要因の一つは、間違いなく白龍のあまりに無邪気すぎる発言というか、空気を読めない発言が原因なのだが。
人間ではなく神である白龍にその辺りの機微を理解してくれと求めること自体が間違っていることは、景時にも判っている。それはもう、白龍の望美への関わり方を見ていれば嫌でも判るというものだ。
とは言え、慰められればそれはそれで嬉しいものなのも間違いなく。
思わず縋りついた意外に立派な胸板に、ちょっとばかり泣きを入れたら、子供の時の白龍とは違う大きな手で頭を撫でられた。
こんな風に頭を撫でられるのは、一体いつぶりだろう。
両親に、と考えれば少なくとも二十年以上は前に違いない。
久方ぶりのその感触は意外な心地好さを景時に齎し、その目元を緩めさせた。
その姿を遠く、頼朝が見ていることも気付かずに。

「ありがとう白龍、それじゃあ頼朝様の用事も済んだみたいだし、オレたちも邸に帰ろっか~。きっと皆何の用事だったのかって、やきもきしてるだろうしね」
「そうだね。私も早く私の神子に会いたい。帰ろう景時」

名残惜しさを感じつつも微笑んで白龍から離れ、並んで御所を後にする。その途中。

「梶原様!」

突然に呼ばわれた名に、景時だけでなく白龍も振り向いた。
駆けるようにやって来たのは、御所の警固を務める武士の一人だ。

「何か?」
「呼び止めてすみませぬ。これを鎌倉殿より預かりましたので」

そう言って差し出されたのは薄い書状。
景時が手にしたのを確認して、武士は「確かにお渡ししましたぞ」と一礼して去っていった。

「頼朝様から...? なんだろう、何か和議についてのことかな」
「見る? それなら待っているよ」
「いや、いいよ。ありがとう白龍。もし火急の用ならすぐに来るように伝えさせればいいことだからね。書状でってことは、少なくとも急ぎじゃない。後で確認するよ。白龍も、これ以上おやつの時間が遅れるのは嫌でしょ?」
「そうだった! 今日のおやつは譲がはちみつぷりんを作ってくれると言っていたよ。景時、早く、早く帰ろう!」
「はいはい~って、判ったから白龍、そんな走ったら危ないから!」

おやつ、の言葉に途端に目を輝かせて書状の事など彼方に追いやられた白龍に、そんなところは小さい時と変わらないなと景時は苦笑を洩らした。
手にした書状を懐にしまい、引かれてきた磨墨ともう一頭に乗り、二人で家路を辿る。
つい今まで会っていたはずの相手からの書状に、一体何が書かれているのかと不安に思う心を無くせぬままに。








その日の夜。
静まり返った御所には、再び景時の姿があった。
景時だけでなくその場には頼朝もいて。そしてそこだけが静まり返った御所の中で唯一、多様な音を生み出していた。

「っ、あ、あ...っ、んぅ!」
「ふ...、相変わらずいい音を出す」

褥に横になった頼朝の上に跨って揺れる身体。
頼朝の動き一つで翻弄され、指先一つでよがり啼く姿は、まさに天上の楽器のよう。
弾き手である頼朝の意図のままに啼く景時を楽器に譬えてみて、頼朝は少し違うなと景時の動きとずらして突き上げる。

「ひぁっ!? や、ぁ、よりと...さ、ぁ...っ!」
「──っ、そう、締め付けるな。それともまだ足りぬか?」
「ちぁ、ああっ! ち、が...」

ふるふると首を振る姿は、否定しているのか、足りなくて求めているのか。
頼朝の腹部に添えられた景時の手は、その皮膚を傷つけぬよう指を丸めているせいか不安定だ。律動でゆらゆらと揺れて、体重を上手く分散も出来ずにいる。
自身の上で淫らに揺れる景時に、頼朝は薄く口元を吊り上げた。

「楽器というよりは、白拍子、か」

淫らに舞い、耳障りの良い声で歌うその姿を白拍子に譬えて、頼朝は笑う。
頼朝に翻弄されながら、耳に薄っすら届いた言葉に景時が涙を湛えた瞳を頼朝へ向ける。
上気した頬、忙しない息、淫らな赤と白に染まった身体。
よりともさま、と唇が音にならない声で呼ぶ。

「お前は、私の下でのみ、舞の名手であればよい」
「──っあ!? ひ、あ、っも...ぅ、あ、~~~っっ」

言葉と共に激しくなった律動に、言われた言葉を考えるより先に、最早自制など出来ない身体を持て余した景時が全身を震わせて達する。
締め付けられた内部に、頼朝もまた己の精を放つ。

「っ、は、はぁ...ん...よりとも、さま...」

遂情後の気怠さに、閉じてしまいたくなる瞼を堪えて景時は戸惑いを含んだ瞳を向けた。
渡された書状には一言、夜に再び御所へ来るよう指示されていただけだった。
その命令通りやって来てみれば、有無を言う間もなく褥に倒されこの状況だ。
頼朝が気紛れのように景時の身体を抱くのは初めての事ではないが、何の流れでこうなったのかが判らない。
今まで頼朝が景時に触れる時は、大概予兆のような出来事が存在した。それが初めて崩されたことが、景時に混乱を呼ぶ。
だがそれを問うことは許されていない。頼朝はそんな事を望んではいない。
だからただ、眼差しを向けるしか出来ない。
景時の物問いた気な眼差しには気付いているのだろうが、頼朝はそれに答えることなく再び景時を追い詰める為に動き出す。
その動きに身を委ねて、景時は嬌声を上げた。終わりの知れぬ快感に身を震わせながら。




夜も明けようかという頃に漸く解放された景時は、意識を飛ばして褥に横たわっている。
そのあどけないと言って構わないような寝顔を横で見つめていた頼朝は、少しだけ自嘲するような笑みを口の端に浮かべて眠る景時の髪を指先で梳いた。
少し湿った髪が、それでもさらりと頼朝の指の間をすり抜ける。
陽に当たれば新緑のように輝くその髪を遊び、髪の下りた頭に撫でるように触れて。

「気の、迷いだ。...二度は言わぬ」

呟いた頼朝は、眠る景時の唇を指の腹でなぞったあと、己のそれでそっと触れた。
触れ合った口元で囁かれた音は、静寂の中に飲み込まれて静かに溶ける。
そうして立ち上がった頼朝は、景時を起こさぬよう静かに部屋を後にした。


残されたのは、何も知らずに眠る景時ただ一人───



>>>

なんとなく尻切れトンボになってしまいましたが、色々限界ですww
頼朝様の嫉妬話?みたいな。 
あのギャグなミニドラマからなんでこんなの妄想した私!(笑)

なんかもう、色々サーセンwwwww
とにかく寝る! 今日は絶対出かけなきゃならんのだ...っ!!
おやすみなさーい!!

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ヤト
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職業:
なんとか人間。
自己紹介:
遙か3の景時と4の風早中心に、腐女子的に萌え萌え言ってる人のブログです。
腐女子以外にはあまり優しくない内容が多くなると思われますので苦手な方はご注意ください。

遙か中心ネオロマ特化SNS「遙紅花街」にも生息中。御存知の方はお気軽にお声掛けてくださいませ^^

なお、プロフ画像はシノさんから頂いた頼朝様と景時。可愛くてハァハァするんだぜ!^q^
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