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「．．．．．．」

ふと、背中に掛かる重みが増して、揺れる。
その感触に将臣は読んでいた雑誌から顔を上げ、背後にある体温の主を肩越しに確認する。

「．．．」

日付も変わった深夜、音声を消したＴＶで字幕付きの古い洋画放送を見ていた景時が、目を瞬かせて、重たそうに片手を持ち上げて目を擦っていた。

「景時」
「．．．んー？」
「お前、眠いんだったら部屋戻って先寝ろよ」
「んーー」
「いや、んーじゃなくて」

生返事を繰り返して、半分とろんと落ちかけた瞼をどうにか根性で支えている様子の景時はＴＶから視線を放さず口を開いた。

「これ、終わるまでは．．．頑張るよ．．．気になるし」
「そんだけ眠そうに見てても頭に入らないだろ。気になるんだったら、今度レンタルしてきてやるから、心配せずに寝ろって」
「ん～～」

幾ら景時が宵っ張りだったとしても、それはあちらの世界での話。
電気などない場所だから、日が落ちれば寝るのが当たり前の世界で、遅くまで起きているといってもたかが知れている。勿論その分朝も早くはあるのだが。
それに引き換えこちらの世界は夜遅くまで皓々と電気が明るさを提供してくれるので、それに騙されて体内リズムが狂ってしまうのだ。
あちらの世界に居た時の景時であれば、いい加減寝ていてもおかしくない時間。
だからこそ、もう寝ろと言っているのだが、景時は将臣の背中に凭れて立とうとはしない。
背中に感じる体温が少し上がったように感じるのも、少しずつ重みが増しているのも、どちらも景時が眠いという事実を表しているのに、当の本人がそれを認めないのだから困りものだ。

「ほら景時、このまま寝たら身体に悪いし、寝ないのも身体に悪いって」
「．．．だって、将臣くん、まだ起きてるんでしょ．．．？」
「俺か？　まあ．．．」

キリのいい所まで雑誌を読んでから寝ようと思っていたし、その頃には景時の見ている映画も終わるだろうと思っていたのだが。
その前に景時の方がダウンしそうだ。

「他の、みんなはもう、寝てるし．．．、こんな、静かなところにさ、一人で起きてるのって．．．さみしい、でしょ？」

かなり眠いのだろう、いつになくゆっくりと歯切れの悪い言葉を舌足らずに紡ぐ景時は、もう意識も半分眠りかけているのかもしれない。
将臣が寂しいのが嫌だから、一緒に起きてくれていたとでも言うのだろうか、この可愛い男は。

「おいおい、急にそんな事言うなよ。困るだろ」

この景時という年上の男は、年齢に不似合いな可愛い発言を稀に天然で投下してくるから恐ろしい。

「う．．．？　よく、判らないけど．．．でも、オレはまだ．．．眠くないから．．．だいじょうぶ、おきてる．．．映画、終わるまでは．．．」
「全然大丈夫じゃないっての。ったく、しょうがねえなあ」

この様子では、もう起きて部屋まで行くのも困難だろう。となれば速やかに寝かしつけて布団をここに運ぶか、景時を運ぶか。

「．．．暖房つけっぱだと喉に悪いし、かと言って．．」

将臣より多少といえども身長の高い景時を部屋まで運ぶのも現実的ではない。
布団を運んできて二人で寝れば、とりあえず風邪は引かずにすむかと自分を納得させて。

「おーい、景時」
「うん．．．起きてる．．．」
「はいはい、もう俺も寝るからお前も寝ろよ」
「うん．．．大丈夫．．．」
「だから大丈夫じゃないって。もうこのまま寝ちまえ。ちゃんといいのにしてやるから」
「．．．うん．．．まさおみ、くん．．．」
「んあ？」
「．．．．．．もっと．．．」

喋って。
声が聞きたい。
そうしたら、ちゃんと眠れるから。

もごもごと呟かれた声に、将臣は苦笑と呼ぶには嬉しそうな笑みを零しておう、と雑誌を閉じた。

「かげとき」
「ん．．．」
「かげときー」
「．．．うん．．．」
「あいしてるぜ」
「．．．．オレ、も．．．」

あいしてる、と呟いたかどうか。
完全に背中にかかった愛しい重みと、背後で聞こえる小さな寝息に、景時を起こさないように姿勢を変えて。

「ああ、知ってるさ」

お休み景時。
前髪の降りた額にキスを落として、将臣は腕の中の身体をそっと抱きしめた。




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らぶらぶ。甘甘。なんだこれｗｗｗｗｗ

そもそも、将臣は歌を歌うのが苦手だったりしたらいいなという妄想から派生したはずが、歌要素がないｗｗｗ
歌が下手とかじゃなくて、単に人前で歌うのが好きじゃないだけなんだけど、好きな人の前で照れながら歌ったりする将臣とか萌えるんじゃね？と思ったんです。それが子守唄だったら更に萌えー！とか思ったはずが、既に景時が将臣に歌われなくても寝れてしまったというｗｗｗ

ま、まああれですよね、眠い時に安心できる人の声や体温が傍にあって、話しかけてくれたらそれが何よりの子守唄ですよね！　という言い訳←

さ、アホなことしてないで寝よう．．．

ツイッターでもかなりＲＴされてましたが、某議員さんのブログ、凄い反応出てますねー。
もう拝見された方も多いのではないでしょうか。
そして、私が見た時点で多少流し読みしたけど全部読むのに一時間はかかった位の膨大なコメントがあったんですが、その中で議員さんにあからさまに全面賛成するような意見はたった一つしかなかったよ、と呟いておきます（笑）
（コメント数確認してないからこんな書き方ですが、何十、或いは現時点で百も近いんじゃないかなという数のコメントがあったと思います）

でもこれ、本当に訴えていいレベルの杜撰さだと思うんですよね、その内容が。
その議員さんが所属される党に、既に抗議を送った方もいらっしゃるようですが、さてはてどれだけ誠意ある対応が今後行われるのかが非常に楽しみです。
だって、あれだけ素晴らしい自説を声高に展開していらっしゃるんですから、当然それに相応しい対応をしていただけるんですよね？　それを、あのブログを読んで不快さを感じた国民全てに表明していただけるんですよね？
と言いたい訳で。

私もやっぱり同人からあの方の漫画には触れてますし、面白いと思って読ませて頂いてますから、ブログに書かれた対応を見てたら、こんな人が都の中枢に立てちゃうのが日本の政治なのねと思って幻滅します。
で、沢山のコメントの中に、ついぷっと吹き出しちゃうよーな上手い事言ってる人も多くて、思わずいいぞもっとやr(ryなんて思ってしまったり←

可決したから終わりではなく、これからどうやってこの条例に対していくか。
私は都民ではないですが、日本の首都にあたる場所の作った条例が、他の県にどれだけ影響を及ぼすかと考えると決して他人事ではありませんし、多くの出版社が集まる場所でこの条例が可決された事の重大さを考えるとぞっとします。


以下、面倒になったが故の乱暴な想像。

なんかねー、もうさ、日本の文化の首都を他に移しちゃえばいいんじゃね？
そういうのに理解ある人が知事とかなったりして、県の主要産業はもうアニメ・マンガ等製作で、それに携わる人が集まる県とかｗｗｗ
当然、未成年への配慮は大前提として、コミケやオンリーなんかを開催したり、そういう関連のフェスタや全国大会、国際会議なんか開いちゃうための箱作って。ミュージカルとかイベントとかやるための劇場作って。
当然他県からコミケ等にやってくる人の為にホテルなんかもそれなりに賑わってくれるかもしんないし、公共交通機関も利用されるし。
だって、コミケで町おこしとかやってるくらいなんだから、十分効果あるんじゃなかろうかと素人考えで思ってしまうわけデスヨｗｗｗ
そしたら、住む人集まる人濃い感じにはなりそうだけど、オタだから犯罪起こすんじゃねーって事は非常に理解しやすい構図が出来るんじゃないですかね？
むしろ殆どのアニメ・マンガ等が好きな人って、普通にマナーあるよね。と思うんですけど。
東京で出来ないなら、どっか気概と理解のある県が、憲法にある表現の自由を掲げて社会福祉に反しない範囲でそういう試みとかしてくんないかなー。
そんで正しく条例作って、必要な規制をかけてくれないかなー。本当に必要な子供への、あるいは子育てする親への支援をしてくれないかなー。
日本全部の政治家（屋？）がダメなのばっかりだなんて思いたくないぜ。
そうしたら、実際どれだけマンガやアニメが日本の文化であり、お金稼いでるか見えるんじゃないかなー。
外国からやってくる人達のどれだけが、日本のアニメ文化に影響されて、それを観に来るのかってのも、来県率見たら判りそうだし。
国際空港とかもあったら便利ですよねー☆
東京からそういうものが全てなくなってみたら、どれだけそこに関わる人が居て、そこから生み出されるものがあったのか、良きも悪きも改めて見る事が出来るのかしらなんて。

．．．そんな理想郷、どこに行ったらありますか？（笑）
うん、そんな事を考えたくなるくらいにはやさぐれてるんだよｗｗｗ

まあ、全て個人的な妄想の範囲内ですけども。
思わず書きたくなったくらいには、一部のお偉い方々の誠意ない対応や差別発言に溜息しか出ないんだって話です。

．．．さて、天下りなんて縁のない身としては、暴言吐いても給料当たらないから仕事すんべー。

「あんだけ言ってあっただろうがああああ！！！！！！」
とりあえずこんな感じ^q^
何の為のあの説明だよ、しかもぎりぎりで言ったんじゃないよ余裕持って「あなたにしか出来ない仕事ですから必ずやっといてくださいね間に合わせてくださいね今度こそ不備があったら笑えないんですよ判ってんですか責任者ああん？」って言ったぞメモしたぞ「はい」って返事しただろうがよおおおおおお！！！！！
いやだもうこんな上司。
忙しいって理由にならないからね、客にはね。
それも考慮して仕事するまでが能力だろ。出来ない時点でその立場に居る事を恥じてくれよ頼むぜ。堂々とそんなもん言い訳にするつもりなら軽蔑するよ。
直接対応するのも振り回されるのもいつも下なんだっつの。
あああイラってするわ！

はぁ、気を静めて仕事します。
一番腹立つのはその状況をどうしようも出来ない立場の自分に対してですけどねー^q^