ちょう短い感じ。
学生二人？？

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「説明するのって、難しいでしょ」
「理解してもらおうと思って考えながら喋ればな。いいから思った通り言えば？」

そう言ったら、彼女はなんつーか、変な顔をした。
言葉にするなら、何ソレ？とか、それでいいのかよっ、みたいな。
あのな、オレだって説明すんの苦手だってお前知ってるだろ。
伊達に国語スキル底辺じゃねーっつの。

「あーー、聞きたいっつったのはオレだけど、説明求めてるわけじゃなくて、お前が感じてるまま言葉にすりゃいいっつうか．．．だから普段のお前の言葉のままでいいんだよ！」
「え、なにその逆ギレみたいなの」
「うっせ！」
「聞いといてうっさいとか言うな。国語全般アヒルくんのくせに」
「ぐっ、そういう話じゃねぇだろ！　でなんなんだよ声って」

ここで煙突（１）ではなくアヒル（２）と言われるのはなけなしの優しさなのか？
そんな優しさバフ○リンの半分くらい嬉しくない。
ああそういえば、最近はもうそのＣＭも見なくなったな、とか違う方向に行きがちな緩い頭（自分でも自覚はある）を軌道修正。
目の前で行儀悪く机に腰掛けた中学以来の腐れ縁を半目で見上げるのは、単にオレが行儀良く椅子に座っているからだ。決して、断じて、オレの方が身長が低い訳じゃない。ないったらない。これでも一応こいつより高いんだよたとえ数センチでも！！
こいつが無駄な洒落っ気に目覚めてヒールなんつう極悪なモンさえ装備しなきゃ負けないんだよ！
．．．なんてまたしても思考が遠い方向に行きかけたオレを修正したのは、教室の窓から遠くを見るような視線で、腐れ縁が発した声だった。

「声っていうとちょっと違うかもしれないけど、どうしようもなく呼ばれている感じっていうか．．．。それをしなきゃ、今しかないって、告げてるの。それはもしかしたら、私の心の声なのかもしれないけど、内から響くっていうよりは、本当に呼ばれる感じ。背中を押されるとかでもなくて、遠くから、こっちへおいでって言われるみたいな感覚の声なの。その場所に辿り着けるかどうかは、私が一歩を踏み出すかどうかで、それは私が決めなきゃいけない。声は、呼ぶだけ」
「．．．」
「それをしなくても、きっと毎日は変わらないし、そのせいで今より悪くなることもない。声に従えば、変化がやってきて、もしかしたら今より悪い何かが起きるかもしれない。それでも」

一度言葉を切った彼女は、強い光を宿した目で座るオレに視線を向けた。

「その声は、抗いがたい力で、私を呼ぶの。応えなければきっと後悔するって」
「．．．っ」

勢いに飲み込まれるように、言葉を失う。
なんだよそれ。流行りの中二病みたいな事言ってんぞ、お前。
そう言って笑い飛ばす事も出来ないくらい、誇張でも嘘でもなく、こいつにとっての真実なのだという、静かな確信に満ちた目。
だがそれは、息を飲んだオレに気付いたように、すぐさまおどけたような柔らかい光になった。

「──な～んて言ってみたりして？」
「言ってみたりして？とか急にオチをつけんな！」
「あはは、だってさ、そういうシリアスなキャラじゃないじゃん私」
「シリアスっていうより、一歩間違えたら中二病だろそれ」
「ひっど！　そういう事言うやつにはもう古文も漢文もノート見せてあげません」
「まて、おちつけ、冷静に話し合おうじゃないか。田舎のお母さんが泣いてるぞ！」
「人を立て篭もり犯にすんな」
「人質ならぬノート質をとってオレを脅迫してんだろ」
「脅迫されない成績になんなさいよ」
「お前は鬼の子か！　悪魔の化身か！　人には向き不向きがあんだよ古文や漢文出来なくても生きていけんだよ四則計算と現代語理解できれば！」
「じゃあノートいらないのね」
「すいませんごめんなさい見せてください神様仏様腐れ縁様」
「相変わらず弱いわねー」

笑いながら、ちゃんと一人で出来るようになんなさいよ、と言った彼女はもう、決めていたのだろう。
彼女の言い方を借りるなら、呼ぶ声に、彼女は応えたのだ。後悔しないために。
──なら、呼ぶ声なんて聞こえないオレには何が出来るのだろう？


判らないまま、オレは、穏やかに笑うあいつをただじっと、馬鹿みたいに見つめることしか出来なかったんだ。




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思いついたとこだけふらふらと書き殴っただけなんで、特に続かないです←
青春ってやっぱり大事だよねー☆みたいな？←←

駄文サーセン^q^