というわけで、一気に本編だけ読みました！
wonder　wonderful。

最近よく目にする、ネット上で人気ある創作小説を書籍化したもので、発売されたのは2008年なんですね。
私が見つけたのは最近出たばかりのスピンオフのやつだったんですが、なんとなしに目に付いたそれを手にとって、そこに書かれてた本編紹介を見たら無性に気になりまして。
それで、本編がその本屋においてなくて（まあ2008年に出たと思えばなくてもおかしくはないんですけどｗ）、最初はないならしょうがない、縁がなかったってことだな。と思ってたんですが、その本のあらすじと作者名がずーっと頭に残ってて、ほかの本屋に行くたびについでに探してしまってたんです。
で、もうこれだけ気になるなら、縁がないんじゃない、縁があるんだ、と諦めまして某密林にて購入しました。

以下、そんなわけで感想です。

面白かったら感想書くかもーって言ってたんですが、面白かったので感想書きにきましたｗｗｗｗ

もともとトリップものって好きなんですよ。うん。
遙かもトリップものって言えると思うんですけど、その要素があったから最初に興味惹かれたってのはありますし。
現代からファンタジー世界へトリップしちゃって右往左往っていうシチュエーションが楽しいみたいです。主人公の目線を理解しやすいからかもしれませんが。

で、このお話の主人公さんの立ち位置がまた好みでした。
本来なら主人公というよりサブキャラ位置になりそうなタイプが主人公です←
妹が異世界トリップを繰り返してて、王様の恋人になってて、っていう、まさしくトリップもののヒロインを地で行くタイプで、その姉（主人公）が、妹の危機に自分もずっと話だけ聞いていた異世界に飛び込んで、でもそうしたら妹に聞いてたのと違ってどうしてか周囲の人が自分に冷たくて、実はその理由は──
っていう感じの内容なんですが、主人公の年齢とか思考とか、普通に共感しやすいのが一番読みやすかった理由かもしれません。
主人公の一人称で話が進むんですが、あーそうそう、そういう時ってそうなるよねとかそういうのが比較的容易に納得できて、主人公の行動や思考が見えやすかったし理解しやすかったというか。

あと、読んでてずっと頭の中にあったのが、
隊長の声は絶対和彦さん！！！！！　でしたｗｗｗｗｗ
もし音声化されることがあったならば、隊長の声が和彦さんだったら似合うに違いないと．．．あの本編最後の、主人公にせまる（笑）隊長なんか、和彦さんの声で想像したら似合い過ぎてたまらないと思いました。

妹が主人公のお話だったら、王道でありふれてそうで、面白くなくはないんでしょうけど、感想の持ち方が、十代の若さってすごいよなー、うん、これぞファンタジー。みたいな感じになったかもしれません。
でも、そんな妹を持ってて、そんな妹が大事な姉（既に社会人）が主人公だったから、私にとってはもっと共感できて面白かったんだろうなと。

もう随分前から、ネットで夢小説とか読んでても、主人公が社会人ヒロインのやつのほうが、好んで読むようになってます（笑）
あ、うん、だから余計に普通にすんなり面白かったのかも。
夢小説でもトリップものが好きなんでｗｗｗ

ファンタジーやトリップが好きな方なら、楽しめる内容だと思います。
成人されてたり、姉妹いるならなお楽しい、かな？（笑）

また今度じっくり読み返そうと思います。
縁を信じて買ってよかったです。自分の勘も捨てたモンじゃないなｗｗｗ