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同人サークル「天泣道化」なんてやってるかもしれない冴夜木ヤトによる、気の向くまま萌えの向くままの、とっても腐女子向けなブログ。 参加イベント情報とか発行物情報とかが載るかもしれない。
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Posted : 2025/04/21 12:45
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Posted : 2010/03/05 11:40
わああああい景時はぴばーーー!!
永遠のヘソ出し、永遠の軍奉行(と書いて頼朝のイヌと呼ぶ)、永遠のヘタレ! おめでとう!!!←お前本当に祝う気あるのかwww

ぶっちゃけ遙か暦はとても短い私ですが(なにせ4からハマったし、その4も発売してしばらくしてからプレイしてますので)、中でも一番すきなのが景時というか、景時にハマったせいで、こんなに遙かにどっぷりはまる事になったというか...。
大概どのジャンルにしても、最盛期にハマることの方がすくなくて、初期とか、終わった後とかにハマって、取り扱いサークル様の少なさに涙するんですが...遙かはまだまだオンリーなんかもやっているとはいえ、景時サークル様はやはりどんどん少なくなってますし、景時受けに至っては...orz
こんな時は、本当に逆鱗欲しくなりますね(笑)
景時本買い漁りまくって、現代に戻って来てウハウハしたいです←

以下、なんか小ネタ。


***


「ぶっちゃければ、単なる口実です」
「わー、本当にぶっちゃけてるね」

腰に手を当て、上目遣いに身を乗り出して挑むように言い放たれた望美の一言。
気持ちいいくらい言い切られて、景時は感心したように頷くしか出来ず。

「もう、景時さんってば、本当に自分の事となると興味ないんだから。ここはどっちかっていえば不満な顔したり、怒ったり、拗ねたりするところです」
「え、そ、そうなのかい?」
「そうですよ!」

何言ってるの当たり前じゃない。
とでも言いたげに胸を張られて、景時は困り顔で後頭部を掻きながら曖昧な笑みを浮かべてみせた。

「そうですよ、と言われても。そもそも唐突すぎて俺自身話が見えてないもんだから、反応のしようがないとも言うんだけど...何が口実なの望美ちゃん」
「ほらそんな事言う! 確かにこの時代には一般的ではないかもしれないですけど、私、ちゃんと前に説明しましたよ。誕生日のこと」
「たんじょう、び...あ、あーーー」

耳慣れぬ言葉を頭の中でなんとか漢字変換し、その字から意味を把握して、ようやく過去に取り上げられた話題に繋がる。確かに言っていた。言っていたというか、望美が全員に聞き出していたというか。
言われれば確かに、暦の上では今日この日が景時の誕生日に当たるのかもしれない。

「思い出してくれましたか?」
「うん。思い出しはしたけど、それが口実って...えっと、つまり望美ちゃんは、今日俺が誕生日なのを口実に、またみんなで宴でも開きたいとか、そういう事かい?」

弁慶の誕生日の時には、全員集まって遅くまで宴で盛り上がったはずだ。
また同じように皆で盛り上がりたいという事なのだろうか。
首を傾げた景時に、とうとう望美は盛大な溜息を吐いて首を振った。

「残念ながら全然違います。楽しいことは好きですけど、だからって景時さんの誕生日を口実にして騒ぎたいとかそういう事じゃないんです」

華奢な腰に当てられていた両手が外れ、その手が伸びて景時の頬を包んだ。
寒い時期だというのに触れた両手がほんのり温かいのは、怒りのせいなのか。それだけ景時の体が冷え切っているのか。あるいはそのどちらもなのだろう。

「望美ちゃん、あの...」
「誕生日だとか、記念日だとか、そういう口実がないと、景時さんは受け取ってくれないでしょう」

じっと目を見ての言葉に、景時は視線を泳がせることも出来ずに望美を見返す事しか出来ず。

「誕生日だからとかじゃなくて、本当は毎日思ってるし、伝えたいけど、それで景時さんの重荷になりたい訳じゃないんです。だから、誕生日に位、沢山、景時さんがお腹いっぱいになる位、言いたいんです」

ありがとう、とか
だいすき、とか
にどとはなれない、とか
あいしてる、とか
なにがあってもしんじてる、とか。

言い聞かせるようにゆっくりと、紡がれていく言の葉。
それは逃げる間もなく景時のうちへとじわりと浸透して融けていく。
逃げ出したくなるほどの恐怖とたとえようのない歓喜が綯い交ぜになって襲うことさえきっと、望美はお見通しなのだろう。
後ろへ引きかけた体を、頬に当てた手が抑える。

「でも、言わなきゃ伝わらないから、言える機会を逃すつもりはないですし、これからも容赦はしません」
「の、望美ちゃん、その...」
「景時さんを幸せにして、景時さんと幸せになるためなら、私、景時さんにも容赦しないことにしたんです」

挑むような視線の強さで、凛とした口調はどこまでも揺ぎ無く、想いを口にする事を恐れない。
何も知らない子供だから、と一蹴できるものではない。
白龍の神子と八葉として共に在ったからこそ、それは確信している。
あんなにも様々な事を体験して尚、想いを口に出来る強さが望美にはあるのだ。

「望美ちゃんは、男前だよね」
「誉め言葉に聞こえないですけど、誉めてるみたいなので、ありがとうございます」
「うんうん、勿論誉めてるんだよ~。ホント、かっこいいな~ってさ。俺も君みたいになれたら、って思うから」

頬に当てられた望美の手の上から、自分の手を重ねて、景時はふぅわりと笑った。
捕まえられたらもう、逃げる事なんてできやしない。
この手を失う事を、本心は望んでいないのだから。

「景時さんは景時さんのまんまでいいんですよ。景時さんの持ってる優しさの形は、景時さんだけのものでしょう? 私は、それも好きだもの。景時さんが無意味に傷付くのは嫌だから、その面に関しては強くなってって思うけれど、誰かのようになる必要なんてないと思うんです。私は誰かみたいな景時さんを好きになったんじゃなくて、たった一人の誰でもない景時さんを好きになったんだから」
「望美ちゃん...」

君は、なんて人をその気にさせるのが上手いんだろう。

「ありがとう、望美ちゃん。君と一緒だったら、俺も強くなれる気がするよ」
「勿論です。景時さん、誕生日おめでとうございます。大好き」
「ありがとう、俺も、君の事が大好きだよ」

照れながらも、本心からの想いを告げれば望美はしたり顔で微笑んだ。

「知ってます! でも今日はもっともっと沢山言っちゃうんですから、遠慮なくおなかいっぱいになってくださいね」
「はは、お手柔らかにお願いします」

照れを苦笑に変えて、景時は思う。
そんな君の笑顔だけでもう満たされてるなんて、内緒にしておこう。
──君の笑顔と言葉なら、どれだけ貰ったって食傷になんてならないんだから。




>>


誕生日だし、甘いの目指して...うーん、内容がぼやけるのはいつもの事ですねorz
寝て起きてすっきりした頭で見直してみよう。
とりあえず、景時おたおめ!!

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ヤト
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職業:
なんとか人間。
自己紹介:
遙か3の景時と4の風早中心に、腐女子的に萌え萌え言ってる人のブログです。
腐女子以外にはあまり優しくない内容が多くなると思われますので苦手な方はご注意ください。

遙か中心ネオロマ特化SNS「遙紅花街」にも生息中。御存知の方はお気軽にお声掛けてくださいませ^^

なお、プロフ画像はシノさんから頂いた頼朝様と景時。可愛くてハァハァするんだぜ!^q^
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