いつかという日は永遠にこないのだと知っていた。
それは多分、お互いに。

「風早、いつか．．．」
「ええ、いつか、きっと」

懸命に、このめでたき良き日に涙を零さぬようにと笑う、その目が、笑顔が、無言で責める。「嘘吐き」と。
それを甘んじて受け止めて、やはり笑ってみせる俺は、貴女の目にどう映っているのでしょうね。

背を向けて、去る俺を貴女は引き止められない。
貴女はもう、それを知っている。
俺が止まらないことも知っている。

いつか。

本当は知っている。
いつか、俺達は再び巡りあう。
いつか、俺達は再び惹かれ合うかもしれない。
いつか、再びこうして別れを体験するのかもしれない。

いつか、きっと。（もう一度会いたい）
いつか、きっと。（もう離れることなく最後まで傍にいたい）

いつか、いつか。

俺は、幼き貴女に巡りあい、大きな流れを繰り返す。
だからこの別れは最後ではなく、いつか、という約束は貴女の知らぬところで守られる。

ああだけど。

その時出会う貴女は、貴女であって貴女ではない。
いつか出会う貴女が、再び俺を選んでくれるとは限らない。
いつか出会う貴女は、俺よりも貴女の隣に並び立つに相応しい、人間の伴侶を得るかもしれない。
それは多分、正しい姿。

いつか、いつか。

その日が来た時にも、俺は貴女の傍でただ貴女を守って笑っていられたら。
貴女の幸いを、傍で見守れたら。

「それだけで、俺は．．．」

いつか、この繰り返しに終わりを。
その為の言葉を、紡げるようになるだろうか。

いつか、そんな日が、やってくるだろうか。

「永遠に訪れないいつかを望んでいるのは、俺の方なのかもしれないな．．．」

いつか、いつか。
貴女に伝えたい。
貴方に伝えたい。

共に、繰り返さない世界で生きていきたいのだ、と。





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なんか良く判らなくなってきた．．．ｗｗｗ
風千を書こうと思うと、白龍を絡めずにはいられないので、そうすると話が微妙に白白要素を含んでしまう罠。だって好きなんだもｎ←
そうすると、どうしても話が長ったらしくなるんですよねー、というのが風千を書ききれない理由なんじゃないかと思ってみたり。
風千好きですけど、その前に報われない白白という前提があって欲しい腐女子です（笑）
そんで３になって、望美という神子を得た白龍が、初めて風早の気持ちを本当の意味で判るようになって、もやもやすればいいよ！　もう居ない風早の事をものすごく想えばいいよ！！と本気で思ってます←
あー、白白書きたくなってきたｗｗｗｗ
風千のはずが、最後にBL要素ですいませんっしたー！