同人サークル「天泣道化」なんてやってるかもしれない冴夜木ヤトによる、気の向くまま萌えの向くままの、とっても腐女子向けなブログ。
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続けられるかどうか、実は書き出す前から不安はあるわけですが←
一応書くだけかいてみようかということで、久々平家景時です...が、将臣がやってくるよりも結構前の話になるので、話の位置づけとしてはなくてもまあ困らない番外というかスピンアウトというか。
な、湛快さん絡み(予定)のネタです。
ここに至って、ようやく湛快という言葉を辞書登録した私www
ちなみに将臣を辞書登録したのが遙かで将景書き始めた頃で、重衡や経正、忠度なんかを辞書登録したのは平家景時を書き始めてから、という。
あんまり辞書登録する文字増やしたくなかったんですよねえ。だっていつまで遙かにハマって活動してるかもわからないし、というよく判らない抵抗心からだったんですけどw面倒なんで諦めて登録しましたよ。
と、前置き長くなりましたが、愛も変わらず平家景時は捏造設定ばりばりのBL景時ヒロイン?な話ですので、捏造、景時逆ハー要素等が苦手な方はご注意くださいね!
あと景時のお相手としてオヤジ率の高さがハンパないのでそれも要注意ですw
よろしければ続きへどうぞ~
一応書くだけかいてみようかということで、久々平家景時です...が、将臣がやってくるよりも結構前の話になるので、話の位置づけとしてはなくてもまあ困らない番外というかスピンアウトというか。
な、湛快さん絡み(予定)のネタです。
ここに至って、ようやく湛快という言葉を辞書登録した私www
ちなみに将臣を辞書登録したのが遙かで将景書き始めた頃で、重衡や経正、忠度なんかを辞書登録したのは平家景時を書き始めてから、という。
あんまり辞書登録する文字増やしたくなかったんですよねえ。だっていつまで遙かにハマって活動してるかもわからないし、というよく判らない抵抗心からだったんですけどw面倒なんで諦めて登録しましたよ。
と、前置き長くなりましたが、愛も変わらず平家景時は捏造設定ばりばりのBL景時ヒロイン?な話ですので、捏造、景時逆ハー要素等が苦手な方はご注意くださいね!
あと景時のお相手としてオヤジ率の高さがハンパないのでそれも要注意ですw
よろしければ続きへどうぞ~
***
「では行ってくる。土産も土産話もたんと持ち帰るから、良い子で待っておるのじゃぞ」
「私なら大丈夫です。重盛様こそ、体調を崩されていたのはそう前の話ではないのですから、お気をつけて下さい。知盛殿、重衡殿、重盛様をよろしくお願い致します」
「...ああ」
「任せて下さい。景時殿、貴方も我々が不在の間、無理をしないで下さいね」
「はい」
そんなやりとりを交わして、重盛一行が所用にて六波羅を旅立ったのが数日前のことだ。
父が亡くなり家督を継いで間もない景時はそれに伴う雑事も多く、また重盛に重用されているといえど実父からあまり認められていなかった身でもあるため、郎党間での諸々の調整もあった。その為今回遠方へ出かける重盛の好意で、その期間京に残って鎌倉から連れてきた郎党との様々な調整、そして重盛不在の間に代理で行える諸事の片付けをすることとなったのだ。
景時の代わりに重盛に付き添うのはその弟である知盛と重衡。知と武、両方に優れた弟が共にあり、重盛自身が病み上がりとはいえ文武に優れた人物である。その道行きをそれ程までに心配する必要はないのかもしれないが、遠方まで赴くとなれば連絡も覚束ずに不安になるのは致し方ないだろう。
三人と、それに付き従う幾人かの供の出立を、景時はその姿が見えなくなるまで重盛の屋敷前で見送ったのだった。
それからの日々はどことなく慌しかった。
重盛の傍付きとして京に小さな屋敷を与えられてはいたものの、景時はそのほとんどを重盛の屋敷内にある景時に与えられた部屋で過ごしていた。
そのせいか、久し振りに腰を据えた自邸となる場所はどことなくひんやりして、主人を拒んでいる気さえして。
「...落ち着かない、な」
独り文机に向かって書状と格闘しながら、思わず零れた言葉は本心だ。
屋敷に出入りする郎党とは未だよそよそしいやりとりが続き、細々とした家のことを代わりに行ってくれる奉公人も、景時が不在の間に色々な事を郎党から聞かされているのだろう。隠しているつもりだろうが、ちらちらと向けられる好奇の視線に気付かないほど鈍感ではない。
むしろ陰陽道の修行をしていたせいか、他人の気には常人より敏感なのだろうと景時は思っている。
言葉上はそうでなくとも、好奇や悪意混じりの気を向けられるとそれだけで胸元の辺りに重いものを流し込んだように気分が悪くなる。
重盛の屋敷でも、当然景時に好奇の視線は向けられたものだが、重盛自身の大らかで包むような気が傍にあると、まるでそれが防波堤のように景時を守ってくれていた。けれどそれが今はない。
あからさまに向けられる呪詛ならば、それから身を守る為の呪詛返しとて習いはしたが、そうではないだけに対応に困るのが彼らの気だった。
「気にしないでいられるような性格だった良かったんだろうけどね~。...はぁ」
いっそ知盛のように他人がどう思おうと全く気にせず我が道を往くような性格だったら良かったのかもしれない。
そんな詮無いことを思いながら、景時は筆を置いて書き上げた書状を目で読み上げた。
「...これで大丈夫かな~。後は乾くのを待って届けてもらえばこれは終わり、と」
ごろんと後ろに倒れこんで、床の冷たさを満喫する。
重盛の屋敷ならばそのような真似はしないが、自邸で誰の目もないなら、気を抜いても構わないだろう。
頭の中で、自邸でやらなければいけない仕事を思い返すが、これで暫くは急ぐものはなさそうだ。郎党への指示も出してあるから、不満があっても動きはしてくれるだろう。
一つ頷いて、景時は目を閉じる。
「重盛様たち、今頃どのあたりにいらっしゃるのかな」
幾つかの地を回る必要があるのだと重盛は言っていた。
何の用事で出かけるのか、詳細を言わなかった以上は何かしら平家にとって重要な用事なのか、あるいは口に出せぬほど個人的な重盛の我が儘か。
そのどちらにしても、景時に何一つ言わないで出かけることは、正直珍しいことだった。
ましてや、いくら景時が個人的な理由で忙しい時期だったからだとしてもだ。
「もしかして...」
重盛様は、自分が傍に居ることが鬱陶しく感じるようになったのではないか。
何の役にも立てず、いつでも守ってもらっているだけの役に立たない存在でしかない自分だから。
だから何も言わず、あるいは気分転換にと自分を置いていってしまったのではないだろうか。
そして、このまま──
捨てられてしまうんじゃないだろうか
「...っ」
自分で想像しておいて、胸が締め付けられるような痛みを感じて寝転がったままぎゅっと身体を小さく丸める。
それはいつも景時の心の片隅にあって重盛に優しくされる度に、あるいは過度な寵愛を受ける度に擡げる思いではあったが、こうして実際に独りになれば尚現実味を帯びて迫ってくる。
それは先日重盛が病に倒れた時に感じたのとはまた別の恐怖だ。
「こんなこと、考えてるからオレはダメなんだって、わかってるはずなのに...」
実の父に見放された、そんな景時を拾い上げて、分不相応な程に用いてくれた重盛。
実の父のように、それ以上に景時を受け入れて可愛がってくれた。
その恩に報いるためにも、自分の全霊をかけて重盛の役に立とうと思って努力をしてきた、つもりだった。
けれどそれが「つもり」でしかなく、実際は重盛にとって負担が増えただけでしかなかったのなら。
『何の実力もない小童のくせに』
重盛の下に侍るようになってから、暫くの間はこれみよがしにそう言われた事もあった。
『重盛殿も物好きなことよ。それともそれほどまでに具合のいい身体をしておるのかのう?』
そんな侮蔑の言葉も投げかけられた。
それでも景時なりに必死に重盛の傍に相応しい人間であるよう努力をしてきた。
いつしかそのような言葉を掛けられることも、そのような目で見られることも減ってきたのは、努力を認めてもらえたからかと思っていたが、実際は重盛が手を回してくれただけなのかもしれない。
重盛にそのような物言いをされたことを告げ口したことは一度もないが、景時が言わないことでも重盛は何故か良く知っていたからあり得ない話ではない。
「......そういうのが、面倒になったのかも...」
考えれば考えるほど、悪い方向にしか頭が働かない。
そしてそれを否定する人間も誰一人としていない。
自邸にいて景時に伝わってくるのは、相変わらず好奇と不満の気ばかりだ。
苦しい。
酸素が足りず喘ぐような息を零して、景時はのろのろと体を起こす。
いつの間にか乾いてしまった書状を丁寧に畳んで、従僕に声を掛けて遣いを任せる。
薄暗くなった手元に外を見れば、太陽は中天をとうに過ぎていた。
「...明日は、重盛様の屋敷に戻ろう」
重盛の気が残るあの場所なら、ここよりも少しはマシだろう。
それに重盛がいない今ならば、自分が行っても邪魔になることはない。
重盛に任された仕事だけは不備なく終えて、帰ってくる重盛を出迎えたい。
それくらいしか、自分に出来る事はないのだから。
そう決めて、景時は掛けられた夕餉の声に応えて部屋を後にした。
>>続く
湛快さんまだ欠片も出てきませんwwwまあ予想通りだけど!
あくまでもベースは重盛×景時の、ネガティ部部長景時な話になりそうですw
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ヤト
性別:
非公開
職業:
なんとか人間。
自己紹介:
遙か3の景時と4の風早中心に、腐女子的に萌え萌え言ってる人のブログです。
腐女子以外にはあまり優しくない内容が多くなると思われますので苦手な方はご注意ください。
遙か中心ネオロマ特化SNS「遙紅花街」にも生息中。御存知の方はお気軽にお声掛けてくださいませ^^
なお、プロフ画像はシノさんから頂いた頼朝様と景時。可愛くてハァハァするんだぜ!^q^
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