同人サークル「天泣道化」なんてやってるかもしれない冴夜木ヤトによる、気の向くまま萌えの向くままの、とっても腐女子向けなブログ。
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ああああああ、案の定最初に書こうと思ってたところから、素晴らしい勢いであさっての方向へずれこみましたorz
おかげで話がぐだぐだになって、終わりが見えなく...^q^
そんなわけなので、一旦ここで打ち止めにしておきます。
中途半端!って怒られそうな勢いですが、うんまあきっと見てる人なんて限られてるよね大丈夫だよねっ!?←
...Aさんホンットすいませんっしたあああああああ!!!
とひたすら謝っておこう。
そんな訳で以下、一応前のヒノ景からの続きです。
おかげで話がぐだぐだになって、終わりが見えなく...^q^
そんなわけなので、一旦ここで打ち止めにしておきます。
中途半端!って怒られそうな勢いですが、うんまあきっと見てる人なんて限られてるよね大丈夫だよねっ!?←
...Aさんホンットすいませんっしたあああああああ!!!
とひたすら謝っておこう。
そんな訳で以下、一応前のヒノ景からの続きです。
【この苦しみをこそ、恋と呼ぶ・3】
「ヒノエ、くん...」
震える呟きが届いたのか。
険しい表情のままの彼は、無造作にオレとの距離を詰めると胸倉を掴んで己の方へと引き寄せた。
その途中のいつでも振り払う機会はあったはずなのに、オレはされるがまま、気付けば酷く近くにヒノエくんの炎を宿す瞳があった。
「中途半端なんだよアンタ。裏切るつもりなら、もっと冷たく切り捨てろよ。アンタのその中途半端な優しさが、朔ちゃんを余計苦しめて、他の奴らを惑わせてるって判らない訳じゃねーんだろ?」
「...っ」
やはり、彼は気付いていたのだ。
中尊寺で朔を助けてしまったオレに。
だからって、どうしてそれをわざわざ伝えに来たの。
それは、朔の為? 仲間の為?
空気が薄くなったかのような息苦しさを感じて、オレは震える息を吐き出すように笑った。
「それで、優しい君はわざわざそれをオレに忠告に来てくれたのかい? たった一人で? 重盛様の姿を模したモノでも容赦しなかったオレが、君の言う中途半端な優しさで、君の事は見過ごすと思ったの? あの日、君の想いを拒否しなかったオレなら──っ!?」
ささくれだった言葉の流れを強引に塞き止めたのは、ヒノエくんの噛み付くような口吸いだった。
突如入り込んできた舌の熱さに慄いて反射で奥へ逃げようとしたオレの舌に、許さないとでもいうように絡みつき、柔く噛まれる。
勝手に揺れた身体を逃げと取ったのか、ヒノエくんは胸元を掴む手に力を込めて、もう一方の手をオレの腰に回してくる。
「ひ、の...っ、くぅ、んむ...っ」
息が上がる。頭が、顔が、熱い。
思考が霞がかるのを止められない。
どうして舌を噛んでだって逃げようと思わなかったんだろう。オレはそうするべきだったのに。
そんな事に気付いたのは、濡れた音と共に離れたヒノエくんの挑むような眼差しをぼやけた視界に映した時だった。
互いの間をしばし繋いだ細い唾液の線がぷつりと途切れる。冷やりとした感触に、だらしなく濡れた口元に手を当てようと持ち上げたところを、ヒノエくんに掴まれた。
「イイ顔。オレ、アンタのそういう顔は好きだぜ。普段の何でも考えすぎな顔よりずっと楽そうな感じするだろ?」
「──な、どういうっ」
挑むような眼差しが、不意に悪戯めいたいつものヒノエくんの笑い顔へ変わる。
そこで漸くの様に、手を振り払って半歩後ろへ下がったオレを、今度はヒノエくんも止めなかった。
「お前が知らないお前の事を、一つ教えてやろうか景時」
その距離で、ヒノエくんが笑う。
「お前は誰とでもすぐ打ち解けたように見せて、実際はその心の内に容易く侵入を許さない。侵入を許さない相手、それがお前にとっては全て切り離せる対象ってだけだ。だけど、一度それを許した相手なら、お前からは切り離せない。例えば、頼朝、そして朔ちゃんや...オレみたいに」
「...随分勝手な考察だね。その根拠がどこに?」
「そんなの、」
は、と落とされた笑みは、呆れたような、憐れむような、それでいて見間違えでなければ愛おしむような...なんとも複雑な笑みだった。
「見てれば全部、判るに決まってるだろ。あんまりオレを舐めてんなよ景時」
今のこの状況、この全てが答えだと。
いつものように胸を張ってそれらしく言われたら、何を馬鹿なと一笑に付しただろう。
そう出来なかったのはきっと、あまりにも静かに落とされた声音が彼の本気を窺わせたからだ。
「お前が胸の内に人を容易く容れないのは、容れたものに心を傾けずにはいられないからだ。増えれば増えるほど、その全てに対して心を傾ける事が困難になるからだ。それは今のこの状況そのものだろ?」
頼朝を選んだと言いながら、オレ達を切り捨てられもしない。
心を傾けたものの狭間で板挟みになって、それでもどちらも捨てない方法を探そうと足掻いてる。
アンタは何でも諦めた顔で、その実呆れる位貪欲だ。
ヒノエくんの言葉はいちいちオレの胸に食い込んで、でもそれがヒノエくんの言葉が的を得ているという証明なのだろうと他人事のように思った。
十も年下の彼にこんなにもずけずけと胸の内を言い当てられることを不快に思ってもおかしくないのに、なんでだろう、そうしてオレを暴いていく声に確かに安堵しているなんて。
「アンタ本当に面倒臭いヤツだよな。そんなの好きになったオレも大概面倒臭い趣味だぜ」
「っ...」
頭をがしがしと掻きながらぼやくように零れた言葉に、きしりと痛む胸。
頼朝様の犬と言われた時とも、朔を庇う彼を見た時とも違うそれは、苦しくて、熱くて、痛くて。
どうしよう、困る、困るんだ、こんなのは。
今のオレが一番貰って困るものでしかないのに、それが一番嬉しいなんて。
そんなのは間違ってるのに。
「だったら、こんなオレなんて、早く嫌いになってくれればいいんだよ」
これ以上、オレなんかにそんな想いをくれる君を、傷つけさせないで。
──それがどんなに傲慢な願いか判っていながら、そう思わずにいられない。
「それが出来てりゃ最初からこんな面倒なことしてねぇよ」
だから泣くな。
泣いてなんてないのにそんな事を言われて。オレは気付けば随分久し振りに、意図せぬ笑みを浮かべていた。
>>>
非常に中途半端ですが、どうにもこうにも話が短く終わらなくなってしまったので、ここで終了しておきますorz
ていうか、なんであのときの私は景時一人称で書き出してしまったんだ...!!
ヒノエの側の感情経過や真意が判りづらいじゃねーか!とセルフ突っ込み。いやまあ最初は一回で終わるつもりだったから景時独白みたいなのでいーやと思ってたんですよねあははは^q^
長くなると、ヒノエからの視点入れないとちょっとな~ってことになってきて、流石にそこまでやりだしたらいつまで経っても終わらなくなりそうなので、大人しく原稿優先に戻ることにします。
お付き合いいただきありがとうございました!><
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ヤト
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なんとか人間。
自己紹介:
遙か3の景時と4の風早中心に、腐女子的に萌え萌え言ってる人のブログです。
腐女子以外にはあまり優しくない内容が多くなると思われますので苦手な方はご注意ください。
遙か中心ネオロマ特化SNS「遙紅花街」にも生息中。御存知の方はお気軽にお声掛けてくださいませ^^
なお、プロフ画像はシノさんから頂いた頼朝様と景時。可愛くてハァハァするんだぜ!^q^
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なお、プロフ画像はシノさんから頂いた頼朝様と景時。可愛くてハァハァするんだぜ!^q^
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